我が家のリグたち
K1の部屋  K3の部屋  ハンディートンツー  TS590の部屋  K2の部屋


FT-1000MP MARK-V Field

 2003年秋に、JM6FMW/中村さんのMARK-Vを借りました。MARK-Vの音がIC-756PRO2の音より私好みだったので、MARK-Vを購入しました。ただし、電源内蔵のFieldにしました。これは、200W出力は必要ないこと。電信による交信が90%を超えるので、100Wあればだいたいどこでも交信できます。それに、電源フィルター等の規格を100W機使用を前提に整備してあるので、200W出力にする場合、新たに整備しなければならなくなり、手間も出費も大変なこと。それから、オールインワンは使いやすいです。移動するにも便利だし。I対策にも有利だし。
  オプションでコリンズの500Hz/455kHzのフィルターを入れましたが、これが甘い甘い。FT-817にも同じフィルターが入っているので、予想できましたが。それで、このフィルターをサブ受信機に回し、INRDに300Hz/455kHzのフィルターを注文しました。今、海外通販もすぐに注文の品が届くのですね。5日で海を渡って我が家まできたので、びっくりしました。
  この300Hz/455kHzのメカフィルの切れ具合がちょうどいいです。INRDのWeb siteを見ると、BAND Withは300Hzではなく340Hzのようです。-60dBが850Hzで、コンテストにはちょうどいいかな?いつもは500Hz/8215kHzの第1フィルターだけで聞いています。

フィルター装着

 昨日INRADからRoofing Filter Modが届きました。

 9ドルのスタンプが張ってあり、日付は13日でした。
 前回コリンズフィルターを注文したときも、発送してから5日目にフィルターが届きましたから、
 国内もUSAからもそれほど大きな差はないということでしょうか。


 これが箱の中身です。説明書と基板、ワイヤーなどの小物が入った袋です。


                                       (INRD)
   これはMark V FieldのRF boardの特性を示したグラフです。
 緩いカーブはもともとのルーフィングフィルターの特性を示し、
 急なカーブはINRADのルーフィングフィルターを付け加えた場合です。
 ルーフィングフィルターの特性でもっとも重要な部分は、35ないし40dBダウンした部分だそうです。
 Fieldオリジナルのフィルターは4ポールのモノリシックフィルターで、-6dBの帯域は12kHzです。
 これだと、バンド内のS9+25ないし+30dBの信号で、混変調をおこすおそれがあります。
 ちなみに、-40dBにおいてOEMフィルターは45kHz以上の帯域幅ですが、INRADのルーフィングフィルターは、10kHz以下の帯域幅になっています。
   こんなにOEMのフィルターとINRADのルーフィングフィルターの特性がちがうとは思いませんでした。
 INRADのルーフィングフィルターは混んでいるバンドでIMDの改善が期待できます。
 だいたい10dBほどのようです。
  数値わからないのですが、(あくまでも私の聞いた感じにすぎませんが)私は2つの印象を持ちました。1つは、7MHzバンドで信号の聞こえないところを聞くと(なかなかないので夜がお薦め)、以前の何となくサワサワした感じがしないのです。静かなところは静かに聞こえるのです。2つめは、受信している信号が澄んで聞こえるのです。どちらもIMDが改善されたからなのでしょうね。定量的なものは
 http://www.sherweng.com/table.htmlをご覧ください。
 これでIC-7800、FTDX9000を買わずにすみそうです。2万円を出してこの性能が手にはいるのですから、ハンダ付けができる人にはお勧めです。

FieldにはFT-1000MPにあったコネクターがAF-FILTER-UNITにありません。そのため、+5VとGroundを確保するために、FieldのAudio boardにビニール線をハンダ付けしなければなりません。
  まず、2.5cmの長さにビニール線をきり、5mm程ビニール被覆を取り、半田メッキします。

 FieldのAF-FILTER-UNITのJ3043にビニール線をハンダ付けします。
 パターンが細かいので注意してください。



                スタンドオフも取り付けます。


  ルーフィングフィルター基板を取り付けます。2本のビニール線はJ3コネクタの+5VとGroundに差し込みます。

 J1,J2ジャックに同軸ケーブルを取り付けます。

     
  同軸ケーブルをFieldに取り付けます。このあと、Fieldのメニューモードで、IF-AMPのゲイン調整を行うといいようです。9-1という隠しモードを呼び出します。
  まず電源スイッチを切ります。FASTとLOCKボタンを押しながら電源を入れます。その後、FASTとENTERを押して、9-1を呼び出してください。そして、ゲイン調整を行います。これらの作業は自己責任で行ってくださいね。
  それから、コンデンサーが1つキットに付属してきました。これは、ボーナスだそうです。FieldのAF-FILTER-UNITにあるC3015につけてやると、ヒスノイズが10dB下がるのだそうです。そのうちやってみようと思います。

 




K1の部屋
K1の部屋
ハンディートンツー
ハンディートンツー
K3の部屋
K3の部屋
TS590の部屋
TS590の部屋
K2の部屋
K2の部屋